心と体の両面に影響を与え、内臓の機能を支配する自律神経。ここには交感神経と副交感神経の二つの働きがあり、交感神経は「昼の神経」、副交感神経は「夜の神経」と呼ばれている。主に交感神経は活動や緊張に対応するためストレスに強く、心のバランスを保つことが可能だ。しかし夜は副交感神経になり、人は休息やリラックスモードに切り替わる。昼間の活動で受けた身体的疲労や心のダメージを修復する大事な状態が副交感神経の活動時。この時間に人は不安になったり、感傷的な気分に陥りやすいという意見がある。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「夜は感傷的になる。これってアリ?」という調査を12月2日に実施。半数以上がアリと答える結果となった。寄せられた意見をそれぞれご紹介しよう。
【アリ…56%】
■この1ヶ月、夜になると意味もなく落ち込む…更年期か?
■夜は手紙を書いちゃダメよね。
■夜に考えるコトって良い考えは浮かばないらしい。
■なるなる。親や自分が年老いて独りになった時のことをつい考える。
■恋をしているとき。片思いの時は特にね!
■1人でいると感傷的になっちゃう。
■仕事してると余計な事考える暇がないけど、家帰るといろいろ…。
■一人で酒飲んでると、たまに。
■だから早寝!朝は早く起きるし夜は余計な事考えろくな事ない!
■床に入ると辛かったコトや後悔が浮かんで涙が…。
【ナシ…44%】
■感傷的になっても何も変わらないんだって思うようになった。
■最近眠くてそれどころじゃない。
■夜は眠くなるかスケベになる。
■子供寝かせた後は私だけの時間なのでパラダイス気分。
■若い頃はね。今は娘の世話の疲労感で爆睡!!
副交感神経の活動中、人は無防備になる。例えば、食後眠くなるのは副交感神経が支配している時間。この「無防備」が人を不快にさせ、何か起こりうる不安に備えてネガティブな思想を呼び起こしやすくしているのだという。ネガティブになるということは、交感神経を無理やり刺激している状態。身体の神経状態は切り替わっているのに、昼の状態に戻そうと無意識にしてしまう人が自律神経失調症などになりやすい、と専門家は述べている。
ストレスの多い現代人は神経の切り替わりに逆らう人も少なくない。夜に感傷的になりやすい人は、「日が暮れると別人になる。考え事をやめよう」と意識して休息タイムを充実させてみては──。
《NewsCafeアリナシ》
page top