突然ですが、皆さんの視力はどれくらいですか?
視聴者の身の回りで起こった投稿に出演者がトークしていく人気番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)の10月11日の放送分での出来事。「世代間ギャップを痛感した時」というテーマで「視力検査が数値ではなくABC評価で驚いた」という投稿に、若い世代のタレントは当たり前のように共感。しかし、30代以上の出演者は聞いたこともなかったようで、「え、ABCってなに?!」と、しばらくざわついていました。そう、皆さんが小さい頃は「アナタの視力は1.0です」などという数値での測定ではありませんでしたか?
現在の視力測定は「A、B、C、D」の4段階での評価なのだそうです。この測定方法を「3.7.0方式」といい、3とは視力0.3、7とは視力0.7、0とは視力1.0をさします。この測定方法は平成4年(1992年)、文部省 (現文部科学省)体育局長通知により開始されました。
■区分A → 視力1.0以上
※正常
■区分B → 視力0.9-0.7
※再検査
■区分C → 視力0.6-0.3
※教室の一番後ろの席からでは文字がぼやける
■区分D → 視力0.3未満
※一番前の席に座っていても黒板の文字は読めない
区分Bは再検査をし、再度B以下であれば眼科受診勧告、区分C、Dの子どもたちにはただちに眼科受診の勧告が行われます。
「4段階だなんて大雑把で、なんだかゆとり教育の一環ぽい」…そんな声も聞こえてきそうですが、きちんと理由があります。なぜ4段階かというと、子どもが目を凝らして、細めてよく見ようとしてしまい、そうするとすぐに視力の0.1や0.2程度は視力アップするからなのだそう。ですから、大体の視力がわかればいいわけです。
地域差もあるようですが、おおよその地域ではこの方法が用いられています。筆者は、テレビの前で「さんま御殿」に出演していた大人のタレント達と一緒に驚いてしまいましたが、アナタも世代間のギャップで驚いたことはありませんか?
《NewsCafe》
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