お寿司屋さんに行くと必ずといっていいほど聞こえてくる板前さんの専門用語。「ガリ」はしょうがで「シャリ」は寿司飯、「あがり」はお茶、「むらさき」はお醤油…メジャーなのはだいたいこの辺でしょうか。他には無いかと調べてみると出てくる出てくる!イモリとヤモリの違いやエリーゼのためじゃなかったエリーゼのためになど、に続き今回の「小さいナゼ調査」はお寿司屋さん用語についてです。アナタもし板前さんや関係者の場合は「いまさら」な内容ですが、しばしお付き合い下さいませ。下記用語一覧となります。
■「ナミダ」…山葵(山葵を擂るときに涙が出るから ※「サビ」とも言う)
■「ギョク」…たまご焼き(玉子の"玉"を音読み)
■「ゲタ」…寿司台(木下駄に似た見た目から)
■「ヒモ」…赤貝の内臓(紐に似ている為)
■「カッパ」…胡瓜(河童の好物という説から)
■「オアイソ」…勘定(原義である"もてなし・心遣い"から)
■「カタオモイ」…鮑(二枚貝でなく、貝殻が片方だけだから)
■「ナミノハナ」…塩(白い花のように砕ける波頭に似ている為)
■「キヅ」…かんぴょう巻き(大阪の木津という場所が産地だった為)
■「オテモト」…箸("手もと箸"を丁寧に呼んだもの)
■「ツケバ」…調理場(寿司が発酵食品であった大昔の名残り言葉)
■「ヒカリモノ」…青魚全般(見た目の光り具合から)
■「クサ」…海苔(海の草、という意味から)
ちなみにこれらの用語は店側が使うのが一般的で、素人が粋がって使うのは恥ずかしいことらしく…。「さ、帰るからお勘定おねがい」と言ったら店主が「はいよ、おあいそ」と返し、「お茶もっと下さい」と伝えれば「あがり一丁!」というやり取りが一般的だとか。分かっていてもお寿司屋さんでは専門用語を使わず、自然な言葉で会話をしましょう。今後も不定期ではありますがちょっとした疑問を調べて参ります。それではまた…。
《NewsCafe》
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