原発事故の収束がなければ「何も始まらない」 | NewsCafe

原発事故の収束がなければ「何も始まらない」

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今回の東日本大震災で大打撃を受けた日本。不安要素が後を絶たない中、様々な業界で日常を取り戻すべく努力が行われている。NewsCafeでは3月28日に「一日もはやく復興する為、必要不可欠な対策は?」というアンケートを実施。2951件の回答総数のうち最も多かったのは【原発事故の収束】だった。ランキング順に寄せられた声を一部ではあるがご紹介しよう。

【1位】原発事故の収束(47.31%)
■地震や津波は、環太平洋火山帯上の島国である以上、宿命的な自然災害。しかし原発事故は… 放射能汚染は長期かつ広範囲にわたり、事後処理が難しい。事故の収束のみならず、安全対策など根本的に議論すべし。 [女性/20代/会社員]
■福島県では原発事故の影響で復興に向けて進めないでいます。まずは原発事故を収束させ、復興に向けて動かないことには何も始まらないと思います。 [男性/40代/会社員]
■放射能が出てる限り 町を復興すら出来ないし 日本中の全ての産業が最終的に衰退してしまう [男性/40代/会社員]
■原発の事故により、様々な不安が浮き上がる。不安の要素を一日も早く少しずつ取り除くことが必要 [女性/40代/主婦]

【2位】財源確保(15.79%)
■何を行うにも財源が無ければ何も出来ません。まず財源を確保して原発等の緊急課題に重点的に使用するべきと思います。子供手当て処では無いと思います。 [男性/40代/会社員]
■この際、国債の膨張問題を、横に置いても復興特別国債を発行して、税の歳入・歳出バランスを考慮して、財源を捻出するべき [男性/40代/その他]
■原発の収束した後も 被災地復興にもお金がかかる。被災者のその後の生活安定にも。財源が土台でしっかりしてないと… [女性/30代/専門職]

【3位】地域社会の再建(10.64%)
■今現在は原発の問題が最重要課題であるが、最終的には地域経済がが活性化しなければ、今の日本の状況では立ち上がる手段がなくなる可能性もある。 [男性/40代/その他]
■早急に今までの産業の復興を同時進行させること。産業の再生が遅れれば、今までの産業は、他の県に、最悪の場合、他の国に移り、ようやく地域が復興しても産業がなく、失業者が増加し、地域は衰退する。 [男性/50歳以上/会社員]

【4位】失業者の大量採用(7.79%)
■何もしなければ、やる気を無くし、無気力だけが、残りますので、仕事を頑張っていれば良いと思います。働かざる者食うべからずです [男性/40代/会社員]
■1つしか選べなかったので、被災された方がたには、早く衣食住を安定させてあげなければなりません。だから職を無くされた方(家族)には、仕事(収入)が必要。 [女性/40代/主婦]

【5位】電力供給の再構築 (5.22%)
■原発の収束も大事だが電力がないと経済も駄目になる。 [男性/30代/会社員]
■復興の材料を作る、工場が安定供給出来ない限り、復興の回復が、絶対に遅れると思う。 [男性/40代/自営業]

6位以下は【ライフラインの半国有化 】【被災者の住宅ローン補助】【風害撲滅案策定と実施】という結果に。
英哲学者・経済学者のジョン・スチュアート・ミルは19世紀の著作の中で「様々な国が深刻な被害を受けても目覚ましい復興を成し遂げていることに、しばしば驚嘆させられる」と述べた。ミルの視点を受け継ぎ、現在、多くの専門家が「日本経済はわずか1四半期、長くても2四半期落ち込むだけ。その後、復興の取り組みが本格化するにつれて、景気は急速に回復する。日本が世界景気の足かせになることはほとんどない」と楽観的な見方を示しているという意見もある。
《Newscafeアンケート》
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