依然深刻な状態の福島第一原発所。放射能の推定量は、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった。すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回っている。
原子炉内の温度が100度未満となり原子炉が安定的に停止した状態のことを指す「冷温停止」への道は水素爆発や作業員の被曝事故などで一進一退が続いている。冷温停止までの流れ、そして各号機の現状とは──。
【原子炉の冷温停止へのステップ】
電源回復
配線・機器の点検
通電
照明の復旧
計測機器・中央制御室の復旧
ポンプなど冷却整備の点検
ポンプなどの補修・交換
原子炉・使用済み燃料プールの水循環システムの再稼働
海水による熱交換冷却システム最稼働
冷温停止
【3月25日時点での各号機】
1号機…ポンプなど冷却整備の点検
2号機…照明の復旧
3号機…照明の復旧
4号機…ポンプなど冷却整備の点検
5号機…冷温停止
6号機…冷温停止
報道によると、すべての号機が冷温停止状態になるまで早くても1ヶ月はかかるという。
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