兵庫県西宮市に位置する「西宮神社」。ここは商売繁盛を司る福の神「えびす」様の総本社として知られている。しかし、この神社が有名なのはもう1つの理由がある……
その理由とは、毎年行われる「開門神事福男選び」だ。西宮神社では、毎年1月10日前後の3日間で「十日えびす」が行われ、その行事の1つとして福男選びが行われる。神社では、1月10日午前4時から「十日えびす大祭」が執り行われ、午前6時ごろに終わり、それと同時に門が開かれる。参加者は、入り口から230メートル先の本殿を目指して走り、3着までにゴールにした人間(待ち構えてる神主に抱きつくことが条件)が、その年の「福男」となる。福男に選ばれると、認定証・御神像・副賞、そして特別の半被が授与される。副賞は次の通りとなっている。
◆1番福
えびす様の御木像(大)・えべっさんの酒菰樽・エビスビール(1年分)・えべっさんの米1俵(60kg)
◆2番福
えびす様の御木像(小)・えべっさんの米1俵(60kg)
◆3番福
えびす様の御金像・八喜鯛(焼き鯛)
※えべっさん:えびす様の愛称
開門時、先頭に並ぶことができる人、約100名の場所割り抽選は先着1500名、1月9日深夜12時から行われ、先頭Aグループ108名、Bグループ約150名を決定する。
テレビでも福男選びの実況生放送を行う放送局が増えてきており、毎年恒例の非常に楽しみな行事となっている。そんな今年の福男選びは、1月10日の午前6時からを予定している。
《NewsCafe》
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